日本ではすでに2014年だが、9時間の時差がある英国の大晦日午後10時を回った頃、この稿を書いている。
変な表現だろうが、どうも大晦日らしくないし、正月らしくない。真夜中になれば、ロンドンの中心部では花火が打ち上げられるし、現在多くの人々がパーティーをしながら、新年を迎えようとしているだろう。どちらかと言うと、英国ではクリスマスは家族と過ごし、正月というか大晦日から1月1日にかけての夜は友達とわいわいとしながら過ごす人が多い。
惰性で、ロンドンに行く元気もないし、テレビも往年の名画が放送されているが、どうも観る気もしない。結局、本を読んだり、ラジオを聴きながら、家でだらだらと過ごしている。もう少ししたら、せいぜいそばを茹でて、形ばかりに年越しそばを食べるくらいになるだろうか。