今日午後9時開始予定だった、ロンドン地下鉄の48時間ストが、交渉の結果、回避された。地下鉄はロンドンの大動脈、バスは毛細血管と言ったところか。いくらバス網が発達していても、地下鉄が運行しないとなると、通勤通学の時間帯は大混雑する。そして今晩と明晩には、プレミア・リーグのサッカーの試合がロンドン各地で行われ、更に利用者数が多くなるときだったので、ロンドン市民にとっては朗報。
しかし、地下鉄のストは回避されても、交通機関には大きな混乱がある。現在のところ、テムズ川流域での洪水のため、西ロンドンで信号設備に支障があり、複々線のうち2線が使用できず、大幅な間引き運転となっている。そのため、ロンドンと英国西部を結ぶ路線を運行している First Great Western では、絶対に必要でないかぎり、電車を利用しないように呼びかけている。
今、窓の外を見ると、雲の合間から陽が出ている。しかし、これから雨が降り、テムズ川の水位も上昇するという。