日頃偏食で運動をしていないため、やや太ってきた。腹が出てきたような、ズボンがきつくなってきたような⋯⋯でもジムに行って体を鍛えるような柄ではないので、一週間に少なくとも一回の割合で長い散歩をする。恐らくそれだけでは十分ではないだろう。
これまで何回も散歩したウィンブルドン・コモン&リッチモンド・パークでは、どのくらいの距離を歩いているのか、よく分からなかった。ただ漠然と、結構長い距離を長い時間かけて歩いている感じはした。世の中万事便利になってきたもので、スマートフォンのアプリケーション Google Fit (fit.
位置情報サービスを有効にすると、歩行ルートが地図上に表示される。ウィンブルドン・コモンに入ってからウォーキングを記録するようにして、リッチモンド・ブリッジを終了点とした。ウィンブルドン・コモンはまさに横切るだけで、リッチモンド・パークでの散歩を主眼としている。リッチモンド・パークでの散歩コースは、鹿を追いかけようとするので、毎回変わる。今なら椿や水仙や辛夷が咲いているイザベラ・プランテーションにも寄っていく。今回はアカシカもダマジカも見ることができた。時には鹿を全く見かけないこともあるので、幸運だった。でもその分、地図にもあるようにやや蛇行したような感があり、歩いた距離はいつもよりやや長め。
地図に記録された部分だけで4時間9分43秒歩いたが、これは途中で水筒の水を飲んで休憩したり、鹿の写真を撮影した時間も含む。アプリケーションではウォーキングを中断するとき、一時停止のような状態にすることもできるのだが、何か面倒くさかったので、そのままずっと「オン」の状態にしていた。
歩いた距離は約13.6キロメートルで2万歩に数百歩届かなかった。ただし、家からウィンブルドン・コモンまで Google マップによれば900メートル、リッチモンド・ブリッジから帰宅時に乗ったバスの停留所まで650メートルなので、合計少なくとも15キロメートル・2万歩は歩いたらしい。長いのか短いのか、あまり実感が湧かない。1キロメートル歩くのに、平均して18分19秒かかっているが、休憩をせず写真も撮らなければ、もうちょっと速かったはず。
このように地図に散歩のルートが示されるのは、良い思い出になるし、数値が弾き出されると、競争心というのか向上心というのか、次回はもっと良い数字を求めようと思う。一度使い始めるとのめり込む性格だが、散歩に限れば悪いことではないはず。少しはダイエット効果があることを期待しているが、偏食のほうをどうにかしないと。