もう11月半ばを過ぎ、ロンドンの街はクリスマス一色。店に行けばプレゼント用の商品が山のように置かれているし、レストランの外にある黒板にはクリスマス・メニューが書かれている。ロンドンの街中、石を投げれば当たるようにあるスターバックスのドリップ・コーヒーもクリスマス・ブレンド。
出不精なので、もともとスターバックスに行く機会もあまりないのだが、友人との待ち合わせ場所として便利なので、時たま利用する。それで先日、待ち合わせ場所のヴィクトリア駅近くのスターバックスで、ドリップ・コーヒーを頼んだら、クリスマス・ブレンド小サイズで1ポンド(最近は為替市場で結構な幅の変動があるが、今朝のレートで約138円)だった。帰宅後、ニュース記事を何本か読んだが、どうやら今年の春に、試験的に数店舗で小サイズ£1という値段で、販売しはじめたらしい。でも現在は拡大して英国のスターバックス全店で、この価格かどうかはわからない。味覚は人それぞれだが、スターバックスのコーヒーは、大して美味いとは思わない。でもこのクリスマス・ブレンドはまずまずと言ったところ。
もっとも、私がスターバックスに払っているのは、場所代であって、コーヒーの対価としてではないと割り切っている。もし美味いコーヒーが飲みたければ、違うコーヒー専門店に行くだろう。便利な場所にあり、そこそこ居心地も良く、無料でインターネットがあるから、時間潰しのためや待ち合わせ場所として、スターバックスへ行く。場所代は、安ければ安いほど良いし、1ポンドなら気軽に行ける。でも「安いから」と足繁く通うようになったら、それこそスターバックスの思惑通り?