ここ20年ほど英国で最も変わったものの中にパンが挙げられる。随分と美味くなったと思う。
どんなパンを美味いと感じるかは人それぞれ。学生時代にドイツに留学したためか、サワードウや全粒粉やライ麦で噛めば噛むほど味が出る硬い皮のパンが大好物。ドイツやフランスに比べると、英国には個人経営の街の職人のパン屋が少ない。以前はチェーンのパン屋やスーパーに全粒粉やライ麦のパンはあっても、美味く硬い皮のパンを見つけるのはあまりなかった。しかし、フランスの Paul, ベルギー発祥の Le Pain Quotidien, そしてロンドンを中心に展開する Gail’s Bakery の店舗が増えてきたこともあり、種類が豊富になって品質も向上してきた。スーパーでも結構凝ったパンが売られるようになってきた。
高級スーパーの Waitrose では Gail’s Bakery のパンを販売している。先日、帰宅前に寄ったら、見切りで French dark sourdough loaf が安くなっていたので買った。以前にも買ったことがあり、皮が特に美味い。翌日の晩までに500グラム完食。小麦も米も好きなので、糖質制限ダイエットはとてもできない。