ロンドン日記

暑い日の朝食

ここ一週間ほど、英国・ロンドンでは最高気温が30℃を超える日が続いている。あまり湿度は高くないが30℃を超えるとやはり暑い。夏至を過ぎても日没は20時半頃と日は長く、家に冷房はない。日中はカーテンもカーペットも熱を吸収している模様。夜は寝苦しく、寝不足になって堪える。英国の建造物は冬の寒さ対策として気密性を重要視しても、多湿ではないので通気性はあまり考慮されていないような気がする。そのため、どの窓をどれくらい開ければ風通しが良くなるか、毎日いろいろと変えている。今朝は雨も降っているせいか、なんとなく爽快。

下記は数日前に撮影した写真だが、このところ毎日朝食は同じ。

コーヒーの淹れ方・飲み方として邪道かもしれないが⋯⋯朝の一杯はアイス・コーヒー。この天気で熱いコーヒーを飲んだら、汗が噴き出てしまう。いつものようにマキネッタをIH調理器の上に乗せ、数分でコーヒーを抽出し、氷の入ったマグカップに注ぐ。

朝はコーヒーのみということも多いのだが、この天気ではまだ暑くない時間帯に軽くても何かしら食べたほうが良いと思い、ギリシャ・ヨーグルトとブルーベリーに蜂蜜をかけて食べている。この Waitrose という英国の高級スーパーのギリシャ・ヨーグルトは正真正銘のギリシャ・ヨーグルト。つまりギリシャの原料を使ってギリシャで製造されたヨーグルト。そうでなければ Greek-style yoghurt つまりギリシャ「風」ヨーグルトと表示されなければならない。特価になっていたので買ったのだが、それでも同量のギリシャ風ヨーグルトより高い。しかし値段の差以上に味に違いがある。どう表現すれば良いだろうか、濃厚で深い味わいがありながら程よい酸味を保っている。ギリシャ風ヨーグルトの多くは酸味が強すぎたり水分が多すぎたりするので差は歴然。相対的に高いが絶対額で考えればあまり差はない。これほど味に明確な差があるのなら、今後も真正ギリシャ・ヨーグルトを買おうか。