一体誰が買うんだ!?⋯⋯と不思議で仕方がないものが多くロンドン都心部の土産店で売られている。そんな珍奇な商品の中で「ちゃちで貰っても誰も喜ばないだろう」と思う最たる物に、踊るというか動く人形がある。土産として渡すのなら、嫌がらせか冗談かのどちらかだろう。
これは手を振るエリザベス2世だろうが、とても似ているようには見えない。しかし世の中には更にへんてこりんな物がある。
英国に観光に来てエリザベス2世の人形を買うのは未だしも、誰がドナルド・トランプ前米国大統領の人形を買うのだろう。家の中で安っぽいトランプ氏の人形がくねくね踊っているのは⋯⋯あまり想像したくない。トランプ氏単体でも変だが、胸に英国国旗をあしらったブルドッグの隣には、トランプ氏と金正恩氏が向かい合ってキスをする仕草を繰り返す人形があった。このような人形に需要なんてあるのだろうか。でも売っているからには、買う人もいるのだろう。嫌がらせや冗談ではなく、本気でこんな人形を「はい、ロンドンのお土産」と言って渡す人が存在するとは信じたくない。