ロンドン日記

English breakfastScottish breakfast 紅茶

最近、1日に4杯以上紅茶を飲むと2型糖尿病の発症リスクを低減できる、という研究結果を報道した新聞記事を読んだ。もうここ1年半ほど、毎日朝にコーヒー1杯、午後4時まで普通の紅茶、午後4時以降はデカフェの紅茶と、1日4杯以上の紅茶を喫している。砂糖も牛乳も入れない。他に緑茶やハーブ・ティーも飲んでいる。健康のためではなく、ただ茶そのものの味が好きだから。水分補給も兼ねているし、冬になれば身体を温めて暖房代をケチるためでもある。糖尿病だけではなく生活習慣病対策には、アルコール・塩分・糖類・脂質などの過度の摂取を控えて、バランスの取れた食生活をすれば良いと思っているので、〇〇が良いという流行りに乗っかることも少ないし、〇〇で暴飲暴食をチャラにしようとも思わない。これ以上喫茶量を増やしても、健康面での効用は見込めないだろうし、ただトイレが近くなるだけ。

先日格安スーパー Lidl に行ったら English breakfastScottish breakfast という2種類の breakfast tea があった。1箱50ティーバッグ入りで99ペンス。少しややこしいが、格安スーパーの高級PB商品。他のブランドより安いが、他のスーパーの格安PB商品よりは高い。その名の通り、朝食に合わせた濃いめの紅茶。

英国は場所によって硬水と軟水に分かれている。大雑把にグレート・ブリテン島のイングランド北部・南西部にウェールズとスコットランドは軟水。ロンドンが位置するイングランド南東部は硬水。そのため紅茶のブレンドが水質に合わせているのであれば Scottish breakfast よりも English breakfast の方が相性が良いはず。でも飲み比べたところ、幾分か Scottish breakfast の方が、渋みが抑えられているためか、飲みやすかった。ただこれは私が紅茶に牛乳も砂糖も入れないからだろう。もし朝に目を覚ますために牛乳入りの濃い紅茶を飲むのであれば English breakfast を選ぶ。