ロンドン日記

薄ら寒い秋

11月も半ばになれば、ロンドンの秋も深まり、霜夜があってもよさそうなもの。でも今秋は地球温暖化・気候変動のせいだろうか、薄ら寒いというべきか生暖かいというべきか、湿気を含んだ中途半端に寒いと思えば妙に暖かい日が続いている。今日は午後から大雨の予想。

2日前の月曜日、起床して窓の外を見たら霧に覆われていた。久しぶりにカメラを持ってウィンブルドン・コモンを散歩しようと思い立ったが、済まさなければならない作業がいくつかあったので、外出したときには霧が晴れかかっていた。家の近くの植え込みにあった蜘蛛の巣に水滴がついていた。

ロンドンで綺麗な紅葉は見かけない。黄葉が時として鮮やかなことはあるが、大体は緑から徐々に黄色そして茶色になってやがて落ちる。

池畔のベンチに腰掛けた頃、霧ではなく曇天の世界だった。