年明け早々ロンドンで大雪の可能性ありとニュースになっていたが、少なくとも私が住む地域では降らなかった。でも寒い日が続いていた。2025年1月10日、朝起きて目を窓の外に向けたら一面の霜。屋根にも芝生にも。心なしか煙突の上の鳩も寒そうだった。
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日陰だと一日中霜が融けなかった。これだけ寒い日が続くと、いつもなら泥濘んでいる地面が固まって歩きやすくなっただろうと思い、翌2025年1月11日、久しぶりにカメラを持ってウィンブルドン・コモンへ散歩に行った。散歩はそこそこするのだが、これまで撮りためた写真が多く、また撮影してもデータが増えるだけなので、カメラを持たずスマートフォンでも写真を撮らないようにしていた。また一日中霜が降りていると、空気中の水蒸気が氷になっているので、湿度が低くなっていて、却って過ごしやすいと感じる。湿気のある中途半端な寒さの方が苦手。
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まるで花のような霜もあった。見慣れた風景でも雪や霧という気象条件だとかなり違ったように見える。霜のウィンブルドン・コモンはいつもと一味違った。