ベルギーの郷土料理というか、いかにもベルギーらしい料理を食べたい場合に行くレストラン2軒(’t Kelderke と In ’t Spinnekopke)をこの記事にて紹介する。ベルギーらしい料理と言うと、ビールが素材のソースがかかった結構な量の肉が主菜で、かならずジャガイモが付いてくると表現しえる。牛肉のシチュー(stoofvlees / carbonnade)やウサギ(konijn / lapin)や鶏肉のシチュー(waterzooi)やムール貝あたりが定番。2店ともガイドブックに載っているが、決していかにも観光客のみを狙っているようなところではない。
’t Kelderke
★★★★☆
ブリュッセルの観光名所・大広間にあるレストランで、細い階段を下ったあとの地下にある。赤煉瓦が雰囲気を醸し出していて、いつも賑やかな場所で、比較的良心的な値段で量の大きい食事ができる。前菜と主菜両方食べられるのは、お腹がすいている人か大食漢。そのため、胃袋に自信がある場合は除いて、前菜は分けたりすることをすすめる。多くの品はポテトフライ付きか、ハーブ入りマッシュ・ポテト付きの stoemp となっている。どれも結構味のあるソースが付いてくる。大抵はビールをもとにしたソースで、肉に合っているが、結構濃い。予約は取らないので、待たされることも時間帯によってはあるが、回転は速い。ただ大人数で行くのには適していないので、せいぜい4人あるいは6人くらいまでと考えた方が良いだろうか。前菜は10ユーロ前後で、主菜は10ユーロ台後半。飲み物はワインもあるが、樽出しビールが多くメニューに載っている。予算はだいたいで、前菜を分けて、主菜を注文して、ビールを一杯飲むと、一人当たり25〜30ユーロが目安。
ウェブサイト | www2.resto.be/kelderke/
In ’t Spinnekopke
★★★★☆
ブリュッセルの中心の大広間から歩いて10分ほどのところにあるのが In ’t Spinnekopke というレストラン。ここは予約を取った方が無難かもしれない。’t Kelderke より若干高め(前菜が10ユーロ前後で主菜は20ユーロ超が多い)で、雰囲気もより落ち着いている。メニューは肉と魚が中心で、ちょっと気取ったような場所。ゆっくりと長時間かけて食事をしたい場合には最適。予算は前菜+主菜+ビール一杯で35ユーロほど。