博物館見学:2009年5月1日
Karl-Marx-Haus, Brückenstraße 10, 54290 Trier
ウェブサイト:www.fes.de/marx/
入館料(2009年8月現在) 一般:3ユーロ 学生:2ユーロ
カール・マルクスの生家がトリーアにあり、博物館となっている。もう何年も行っていなかったが、記帳されている名前や役職を見るとよく中国からの団体客が多かったことを覚えている。一昔前の博物館は遺品や本、その当時の家具などが展示されていたと記憶に残っている。
実はこの家、マルクスが「生まれた」だけのところ。生後1年でマルクス一家は、トリーア内にある違う家に引っ越したのだ。それはよいとして、かなり展示方針がかわり、マルクスの博物館というより、マルクス主義の博物館という印象が強くなった。
展示物はなくなり、この家の歴史、マルクスの人生とマルクス主義について、文章と画像で説明されているだけになった。ドイツ語で書かれた文を全部読んだら2時間弱ほどかかった。
博物館に行くというより本を読む、あるいはウェブサイトを閲覧しているような気分を与えたので、トリーアの教会やローマ遺跡を訪れた方が、よほど充実した観光になると思う。