ドイツ鉄道 BahnCard

2008年12月3日

ドイツに住むあるいは長期旅行をする際に便利となるのが、ドイツ鉄道のバーンカード(BahnCard)。Bahn は本来「道」を意味するが、Eisenbahn の略として定着している。

この BahnCard は1年有効の鉄道運賃割引カードと呼べばよいだろう。1等と2等用各3種類合計6カードある。BahnCard 100, BahnCard 50, BahnCard 25 だ。1等用の BahnCard であれば、1等・2等ともに割引になるが、2等用の BahnCard は2等の切符購入のみ有効。1等用 BahnCard は2等の2倍の値段がする。

BahnCard 100 は100%引き、つまり個別に運賃を払う必要がなくなるため、主にドイツ国内を頻繁に移動するビジネス客が中心に買っている。

BahnCard 50 は通常運賃が50%引きになるので、予定を変更する場合が多いときに便利。

BahnCard 25 は通常運賃が25%引きになり、特定の列車の前売り券の Sparpreis 50 と合わせて62.5%引きになることもある。

この他にも列車と距離によって、BahnCard 有無にかかわらず、29・39・49・59・69・89・109ユーロの乗車券がある。これも特定の電車にしか乗れないので、注意が必要だが、ドイツを安く移動するときには便利だ。

このように最近ドイツ鉄道の運賃体系は複雑になっているが、ドイツ鉄道ウェブサイトで検索すると最安値の切符が表示されるようになっている。

過去にドイツに住んでいたため BahnCard 25 を保持していたら、自動更新になっていて、新しいカードが英国の住所に送られてきた。ドイツに行くこともあるだろうから、年会費を支払おうとして面倒なことになった。ドイツを引き払った際に銀行口座を解約してしまったため、ドイツ鉄道がかつてあった私のドイツにある銀行口座から引き落とすことができず、督促状が届いたのだ。電子メールで尋ねたところ、クレジットカードでの支払いは不可能で、結局英国から海外送金という形になった。