2勝2敗と並ぶ日本と英国。まだカナダ、スイス、中国とスウェーデンとの対戦を控えている日本にとっては、厳しい連戦の最初の試合となる。一方、英国にすれば、この試合に勝てば、準決勝への道が見えてくるだろう。両スキップとも積極的なので、面白い試合になると思う。
第1エンド 日本 0:2 英国
第2エンド 日本 2:2 英国
第3エンド 日本 2:4 英国
第4エンド 日本 2:5 英国
第5エンド 日本 3:5 英国
前半戦は英国が5:3でリード。サードとスキップはほぼ互角だが、差はリードとセカンドにあった。エンドの序盤でのリードの布石やセカンドのショットが上手くいかなければ、エンドの主導権を握ることはできなくなる。
第6エンド 日本 3:7 英国
第7エンド 日本 3: 12 英国
第7エンドは日本の後攻で、4点差ということもあって、複数点を得る勝負に出たが、サードの船山選手のドロー1投目は日本のガードに触ってしまい、2投目は回り込もうとした英国のストーンに当たってしまった。ハウス内に英国のストーンが4個あり、ガードもある中をすり抜けた小笠原選手の1投目は素晴らしかったが、英国の Muirhead 選手はすかさず英国のストーンを玉突きで上げて小笠原選手の置いたストーンを弾いた。小笠原選手は再びドローを試みるが、隙間は更に狭まり、英国のストーンに当たり、英国が5得点で、試合終了。
いくら小笠原選手が孤軍奮闘としても、勝てるような試合ではなかった。ただ、リードやセカンドの調子が悪く、エンドの運びが難しくなっても、得点を狙う、あるいはストーンを置く作戦は、本当に良かったのだろうか。英国の Muirhead 選手はハンマーを持っていたら、少なくとも2点を取りに行くだろうから、時にはブランク・エンドつまりは無得点エンドが最良の作戦だったかもしれない。
カナダとスウェーデンとの対戦を終えている英国にとって、上位4位以内への道は見えてきた。日本にとっては、これから強豪相手の試合が続く。