英国 | 11月11日

2008年11月11日

連合国とドイツ帝国の間に休戦協定が結ばれ、第一次世界大戦の戦闘が終結されたのが、1918年11月11日11時11分だった。第一次世界大戦が近代の英国に与えた影響は戦死者のみならず社会や経済の面でも甚大で、11月11日は戦没者追悼の日となっている。決定的に戦闘を左右するような機会があまりない塹壕戦の連続で、英国の戦死者は第一次世界大戦の方が第二次世界大戦より多かった。英国のいたるところの墓地には必ず若くして戦死した人の墓碑があり、また第一次世界大戦の悲惨な戦闘として幾万という兵士が戦死した Ypres (Ieper), Somme, Verdun などは英国人の「記憶の場」となっている。この戦争で疲労困憊した英国には大英帝国を牽引する力が失われはじめたとも言われている。