連合王国で2009年6月4日に投票、そして7日と8日に開票された欧州議会選挙の結果において、労働党の大敗と極右政党 BNP (British National Party) が2議席を獲得した2点が注目された。政権与党の労働党はブラウン首相の不人気と国会議員の経費不正使用疑惑が重なり、得票率は16%を下回った。一方 BNP は他のヨーロッパ各国に存在する、移民排斥などを訴える右派政党の中でも、非白人の入党を認めないなど非常に極端な政党。非白人はイギリス人たりえず、元の国に「帰る」べきなどと主張する。なぜこのような極右政党に票が流れたのか、分析されるだろうが、英国も他国同様に人種差別が根強いことを物語っている。
英国政治 | 極右政党の擡頭
2009年6月8日