英国および英連邦の王位継承に関する法が改正されることになった。英国王は英国の君主だけではなく、他の英連邦の国々の国家元首であるため、オーストラリア・パースで開かれている英連邦サミットで、各国の合意を得る必要があった。
これまでは長男そしてその長男が王位継承順位第1・2位だったが、これより性別に関係なく第一子の第一子が王位継承順位第1・2位となる。現在はチャールズ王太子が王位継承順位第1位、ウィリアム王子が第2位で特に問題はないのだが、ウィリアム王子が最近結婚して、そのうち子供が生まれるだろうということで、王位継承順位の再考を迫られていた。もし第一子が女の子であって、さらに弟が生まれたさい、旧王位継承順位では、弟に王位継承順位第3位を譲ることになっていたが、これは時代にそぐわないということ。
また、これまでカトリック教徒と結婚した者は、王位継承権を失うことになっていたが、これも改定。英国王はイングランド国教会の首長であるため、国教会信徒である必要があるが、結婚相手がカトリック教徒でもよいこととなる。