W杯2010年南アフリカ大会

ワールド・カップ観戦日記 | 10 | イタリア・パラグアイ

2010年6月14日

イタリア 1:1 パラグアイ

南米予選のホーム戦ではブラジルとアルゼンチンを破って、今回の伏兵的存在とも言えるパラグアイと前回優勝国のイタリアの対戦。イタリアは今大会はダメだろうと烙印を押されているところがある。それでもイタリアはイタリア。決して見くびってはいけない。

前半は遅いペースの試合運びで、ある意味イタリアらしい手堅いプレーが目立った。それが変わるきっかけとなったのがパラグアイの先制点。イタリアの守備と言えば万全のはず⋯⋯だったが、パラグアイが FK から得点。

イタリアが負けている方が面白い試合となる。得点するためにチームのレベルを引き上げる必要があるからだ。後半は試合のスピードが断然と速くなった。まだぎこちなく齟齬があったが、イタリアらしくパスを回したり、ロング・パスでゴールの機会を探るようになった。結局 CK からパラグアイのキーパーの判断ミスもあって de Rossi 選手が得点。1:1で終わった。

パラグアイも組織的でカウンター攻撃で機会を作り出すことができたので、引き分けは試合全体を反映した結果だと思う。同組の他のチームはニュージーランドとスロヴァキアなので、この2チームが決勝トーナメントに進出だろうか。