W杯2010年南アフリカ大会

ワールド・カップ観戦日記 | 39 | アフリカの代表、全滅の可能性

2010年6月22日

2巡目の試合が終わり、ちょっと残念なのが、アフリカの国々が苦戦していること。

A組の開催国南アフリカはフランスに大勝する必要があり、いくら内紛で揉めているとはいえフランスにそう大量点差で勝てるとは考えられない。前の試合でキーパーが退場処分になったことも響きそうだ。そしてメキシコ対ウルグアイが引き分けに終わればどんな点数差で勝っても敗退。

B組のナイジェリアはギリシャ戦で10人となり苦戦。結局2:1で敗れた。まだ韓国戦で勝ち、アルゼンチンがギリシャに勝てば、進出できる。

C組のアルジェリアも他の試合結果によるし、アメリカに勝たないといけない。動きは良いが、どうも決定力不足に悩まされているようで、16強進出は厳しい。

D組のガーナは10人となったオーストラリアに勝てず、ドイツ戦で引き分けを要する。ドイツは勝利が必要なので、ガーナの守備が90分間持ち堪えることができるかどうか。これも厳しいと思う。ただオーストラリアがセルビアに僅差で勝つ可能性もあるし、1点差でドイツに負け、セルビア・オーストラリア戦が引き分けに終われば16強進出があるので、望みがある。(*セルビア・オーストラリア戦の引き分けが複数点の場合、ガーナのD組3試合の総得点数がセルビアと同じあるいはそれ以上であればガーナが進出するが、セルビアの総得点数がガーナを上回る場合はセルビアが16強進出)

E組のカメルーンはすでに敗退。

F組のコートジボワールは今回も運が悪かった。前回2006年大会ではアルゼンチンとオランダと同組、今回はポルトガルとブラジルと同じ組。アフリカの代表の中では最も実力のあるチームという評判もあるので、これは残念。まだ一応可能性はあるが、ポルトガルの7得点もあり、もう16強進出は無理。

現実的に見て、16強に進出できるのは、ナイジェリアとガーナの2チームのみ。そして自力で16強進出を決められるのはガーナだけ。結果によっては全滅⋯⋯何チーム残るだろうか。