W杯2010年南アフリカ大会

ワールド・カップ観戦日記 | 43 -B組

2010年6月22日

アルゼンチン 2:0 ギリシャ

韓国 2:2 ナイジェリア

アルゼンチン3戦3勝。そしてナイジェリアと引き分けた韓国が16強進出。アフリカの代表がまた一国敗退。アジアの代表が16強進出。FIFA ランキング13位のヨーロッパの代表が姿を消した。ギリシャよりは韓国あるいはナイジェリアの方が面白い試合が期待できるので、文句はない。

ギリシャは終始一貫の鉄壁の守備で、攻撃に出たのは稀。日本やスイス以上に超守備的。得点の機会と言えるのは後半開始直後に一回あったのみ。それ以外はアルゼンチンに全く場を与えず、攻撃の芽を徹底的に潰す作戦だった。アルゼンチンは引き分けでもこの組1位突破だったので、そう焦ることもなかっただろうが、苛立ったのではないだろうか。それでも選手はよく動き、辛抱強く球を回し、守備の綻びを探っていた。77分、CK からアルゼンチンの Demichelis 選手がこぼれ球を至近距離からシュートでようやく1点。まだ得点はないが、前試合でゴールに貢献した Messi 選手は、今日もマークされながらもゴールを窺い、数回強烈なシュートを放った。一本はゴールポストを直撃、しかしもう一本は GK によって弾かれたが、その球を Palermo 選手が落ち着いてシュートで2点目。

合計4点が入った韓国・ナイジェリア戦はもっと得点の機会があったらしく、特にナイジェリアには絶好の機会があったらしい。

この組を突破するのはアルゼンチンとナイジェリアだと1巡目の試合が終わったあと予想(ワールド・カップ観戦日記 | 15 | 16強は?)したが、外れてしまった。これからもっと外れるだろう⋯⋯。

蛇足:フランスのテレビで観ていると、スポーツ賭博のウェブサイトの CM が頻繁に流れる。釣られて予想に金を賭けなくてよかった。