もう1週間以上経過してしまったが、10日目の3試合について、短く感想を書いてみる。
アルゼンチン1:0イラン
アルゼンチンは Messi 選手のゴールで辛勝。イランは前半はほぼ守備一徹だったが、後半は攻勢に出て、イランには再三好機があり、アルゼンチンGKのRomero 選手の好セーブに阻まれた。アルゼンチンが勝てたのは、天才的選手の存在にあった。もし、アルゼンチンとイランが引き分けとなっていたら、今大会最大のニュースとなっていただろう。アルゼンチンは優勝候補と言われているが、この2試合で勝てたのは Messi 選手の力による。しかし、一選手ができることは限られているので、これから、全体的にアルゼンチンの攻撃が向上するかが、今後の鍵となりそうだ。
ドイツ2:2ガーナ
ドイツの得点力は前のポルトガルとの試合でも証明済み。一方ガーナの攻撃力は良かったが、米国の粘り強さに屈した。この試合の前半は0:0で終えたが、後半はドイツ先制、ガーナ同点、ガーナ勝ち越し、ドイツ同点という観ていて面白い展開だった。ドイツの先制点は頭上を超えるパスに合わせた Götze 選手が決めた。ほぼ直後にガーナが同点とした。右からのクロスに Ayew 選手がヘッダーで合わせた。ゴール前にはガーナの攻撃とドイツの守備の選手数は3対3だった。ゴールを決めたガーナは、俄然攻撃にリズムが出て、2点目を奪った。素晴らしい Muntari 選手のパスを受けた Gyan 選手がきっちりと決めた。
ナイジェリア1:0ボスニア=ヘルツェゴヴィナ
どうもちぐはぐな感がしてならなかったナイジェリア、そしてアルゼンチン相手にまあまあの試合だったボスニア=ヘルツェゴヴィナ。この試合でも誤審が話題となった。そして試合の結果を左右した。ボスニア=ヘルツェゴヴィナの Džeko 選手のゴールがオフサイドと判定された。しかし Džeko 選手はオンサイドだった。この試合唯一のゴールは素早いナイジェリアの攻撃で Odemwingie 選手が決めた。ボスニア=ヘルツェゴヴィナは2戦2敗で大会敗退が決定。