英国のEU残留・離脱を問う国民投票は今週木曜日。先週木曜日に国会議員の Jo Cox 氏が白昼の路上で殺害されたため、残留・離脱両陣営とも木曜日から週末にかけて運動を自粛した。この事件前までは、離脱派に勢いがあったと言われていたが、現在は残留派の方が優勢の模様。この事件がどれだけの影響を及ぼしたのかは、まだ分からないが、このような国民投票では投票日が近づくほど、いままで「どちらでもない」という有権者が、冒険よりも安全重視で現状維持に流れるとも言われているので、世論調査で両派が拮抗している場合または離脱が若干リードしているとしても、結果は残留となるという論もあるだろうか。何事も賭け事の対象とする英国なので、オッズを見てみると、現在は残留1.25倍・離脱4倍となっている。ちなみに6月14日の朝の時点で、残留1.66倍・離脱2.25倍まで差が縮まっていた。まあ、 英国のEU離脱ということはないと思うが、結果はどうなるだろうか⋯⋯。