花粉症の季節

今年の花粉症は酷い。朝起きると、その日の花粉の飛散量が分かる。天気予報サイトで確認するまでもなく、大量である。ここ3週間ほどは、毎日抗ヒスタミン剤ロラタジンを服用しないと、鼻がむずむずして、自分でも驚くような大きなくしゃみをする。過去には鼻スプレーを使ったこともあるが、今は花粉症の症状が現れたら、つまりここのところは起床後直ちにロラタジンを服用している。同じく花粉症用の薬として、薬局やスーパーでセチリジン塩酸塩が販売されているが、これまでロラタジンが効いているので、替えるつもりはない。

ブランド名の「クラリチン」として有名だが、ロラタジンは特許期限が経過しているため、いろいろなジェネリック医薬品が出ている。そのため、値段もそう高くない。スーパーの医薬品コーナーには、アスピリンやイブプロフェンなどの非ステロイド性抗炎症薬とともに、多く置かれている。最近英国の大手スーパー Sainsbury’s で買ったPBロラタジンは、1日1錠14日分で£2だった。以前同じく大手スーパー Tesco で買った時の方が若干安かった。

どこかのカフェでコーヒーを飲んだら、大抵少なくとも£2はする。そう考えてみると、物価とは面白いものだと思う。コーヒー1杯分以下の値段で、14日間も花粉症の症状を和らげることができるのだから。それにしても、早く花粉症の季節が終われば良いのだが⋯⋯。