以前、2016年は「不安の年」になるかもしれないという趣旨の記事を書いたが、不安ではなく「激動の年」と呼んだほうが相応しいだろうか。少なくとも、ここ数週間、いろいろな出来事があった。愚鈍なりに考えをまとめて、記事としてこのサイトに掲載したいと思っていても、事態の展開があまりにも急で、追いつけずにいる。
主だったテロ事件を列挙すれば、オーランド・イスタンブール・バグダード・ダッカ・マディーナ・ジッダ・カティーフ⋯⋯そして7月14日にはニース。
イラク・シリアの内戦も続いているし、ウクライナ東部の膠着状態が打開できるようには見えない。そして南スーダンも内戦状態に陥っているようだ。
6月23日の国民投票で英国民はEU離脱を選択。キャメロン首相は辞任し、メイ氏が新首相に就任して新内閣が発足。しかし、これからどのようにほぼ真っ二つに割れた国をまとめるのか、難題山積と言ったところ。
そして現在7月16日未明、トルコでは軍によるクーデターが現在進行中の模様。トルコ国内の混乱はもちろん、すでに複雑怪奇な中東情勢が更に流動的となるのではないだろうか。