ああ、よく寝た⋯⋯と思って、今朝、ベッドの隣に置いてあったスマートフォンで時間を確認したところ、10時近い。いくら惰眠を貪ってもよい日曜日とはいえ、よく眠ったもの。そんなに疲れていたのだろうか。毎朝のようにコーヒーを淹れて、コンピューターを起動して、ニュースをウェブサイトで閲覧して、数十分経ってようやく気付いた。今日は夏時間への移行日。午前1時が午前2時になっていた。現在、使う時計のほとんどが機器に付属するデジタルになっていて、自動的に合わせてくれる。それで気付かなかった。昔は移行日を忘れたとしても、テレビなりラジオなりでアナログ時計が間違っていることに気付いて短針を前後に動かした。ただし家の中にある時計全てを調整するのが面倒くさかった。たった1時間の差だが、それでも最初の数日はちょっとした時差ボケになる。