元日の恒例行事

2020年になった。例年ならばロンドンの日系か中華系スーパーでそばや餅を買い、我ながら滑稽だと思う形だけの年末年始を過ごすのだが、今回は全く行わなかった。クリスマス前後に引いた風邪とその後に怠け癖が付いたのか、街へ行くのが億劫になったから。

英国は1月2日から平常運転。新年だから「めでたい」という意識はあまりない。せいぜい今年の目標を掲げ、ジムに入会する人がいるくらいだろうか。12月24日から静かになり、25日は鉄道・地下鉄・バスなど公共交通機関が全て運休し店もほぼ完全に閉まり、26日はボクシング・デーと呼ばれ、交通機関は日曜日ダイヤで運行され、引き続いて閉まっている店もあれば、冬季セールが始まる所も。27日から新年までは何となく中途半端。クリスマスと新年の間の平日にはまるで休日のような雰囲気が漂う。クリスマス連休というか年末年始が1月1日で終わる。

12月31日〜1月1日の夜には花火が打ち上げられる。英国では花火の季節は冬。夏は日が長いので、花火が綺麗に見える黒い夜空は冬。他には11月5日のガイ・フォークス・ナイトやディーワーリーも花火の夜。英国で販売されている花火はけたたましいことが多い。窓を閉め切っていても、ドンドンドンと非常にうるさい。犬にとってはかなり辛いだろうなあと想像する。

唯一元日に行ったことと言えば、このサイトに記載されている著作権©の年を2019年から2020年に書き換えたこと。恒例行事になっている。