もう数ヶ月になるが、慢性的疲労感で悩んでいる。周りが見たら、そして自分でも
「単なる怠惰ではないのか⋯⋯」
と疑っていたのだが、ようやく回復基調にあるような。全般に良くなってきたので、これまでの状況がいかに悪かったか、そして異常だったか、改めて実感している。
一番心配していたのは言わば「最大出力」で、何かをしなければならない時に必要な一時的な処理能力、一言で表現するならば「集中力」が、明らかに落ちていたこと。以前の状態を100としたら、7月〜10月は体感で70ほどに落ちていた。ここ2週間で90近くまで戻ってきたと感じるが、持続力がないのがもどかしい。
出力ばかり気にしていて、入力の方を忘れていた。最大出力低下とともに、一番しっくりする表現は
「燃費が非常に悪くなった」
というもので、出力が落ちたのに、その低くなった出力のために必要な燃料が増えたこと。元気というかやる気というか精神的そして体力的「燃料」の入力を増やさないと、同じ出力を保てない。少し前に自分を試すという意味も含めて、ちょっと無理して長い散歩をしたのだが、帰宅したらバタンキュー状態に。もっと歩こうと思えば体力的にできただろうが、気力の面で疲労困憊していた。
食べる量つまりは摂取するカロリーを増やせば良いという単純なことではなさそうだし、燃料タンクの容量も小さくなったような。結果として最大出力も総出力もガタンと落ちていた。最大出力は上に書いたように回復気味だが、自分の感覚で燃費は悪いままで時々燃料切れが起きてしまう。それが持続力が回復していないことに表れているように思う。
以前このサイトに掲載した記事に、今欲しいものがあるとすれば「元気スイッチ」だと書いた。まだ数日に一日の割合でかなりの疲れを覚えることがある。入力と出力のバランスがおかしい日。スイッチが入ったり切れたりしているのだろうか。自分でもどの日が疲れる日なのか予測がつかないのが、なかなか怖いし腹立たしい。幸運にも大病を患わずに大怪我もせずに生きてきたので、自分の体が思い通りにならない理不尽さを味わったことがなく、余計に困惑しているのだろう。
ほぼ1ヶ月おきに血液検査を行ってきた。最初の検査結果で、血液中のビタミンDの数値が低かったので、処方箋を要する高濃度のサプリメントを7週間摂取し、その後は市販の中濃度のサプリメントを医師の指示通り服用している。2度目の検査で血液中のビタミンDの数値は良くなってきて、現在は3度目の検査結果を待っている。