インターネットで利益を上げる方法の中に、広告があげられる。ウェブであれば、広告主はその人その時に合わせた広告を配信できる。だからどのウェブ・サービスも、何らかの個人情報を求めたがるし、常に利用者がログインした状態でインターネット上を彷徨うことを望む 。特定の物やサービスを探していないときでも、購買を検討したことがあった場合や、興味ある商品の宣伝をどこかのウェブサイトなりアプリケーション内で見れば、クリックしてしまうかもしれない。逆に全く無関係・無関心だと、広告は浮き立った存在となってしまう。
最近 Twitter をもうちょっと使うようになったが、どうも私にとっては「変な」広告が表示されている。
このような出会い系サイトやアプリケーションの宣伝は、インターネット広告の定番といえば定番なのだが、どうもこのようにあたかも私が「興味を持ちそうなアプリだから見せる」というのには、ちょっと複雑な気分に。
多くのニュース・サイトや新聞社のアカウントをフォローしているので、あながち間違っているとは言えないだろうが、『人民日報』をフォローする気はない。コンマの後にスペースなしというのも⋯⋯。
まだこのように合っていない広告が配信されているほうが安心する。それは、 Twitter が私の嗜好や趣味や主義主張を解析しきれていないから。別に Twitter であろうが Facebook であろうが Google であろうが、絶対に個人情報を知られたくないわけではないが、適度な距離を保ちたい。私に「ぴたり」と合う広告が表示された時こそ「怖い」と思うだろう。