蘭語事始

Concept­terugtrekkings­akkoord

英国・欧州連合間の事務レベルで英国の欧州連合(EU)離脱協定案の合意に至った。このまま政治的な合意となるか、英国の国内政治を顧みると、現在のところ予測できない。これは英国議会でこの協定案が多数の支持を得ることは難しいと言われているため。正式に協定案は Draft Agreement on the withdrawal of the United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland from the European Union and the European Atomic Energy Community, as agreed at negotiators’ level on 14 November 2018 だが、英国メディアでは draft withdrawal agreement という表現がよく用いられている。

英国のEU離脱は英国のみならず、欧州でも大きなニュースとなっている。蘭語で「離脱協定案」は concept­terugtrekkings­akkoord となっていた。どの辞書にも一単語としては載っていないだろうが concept 草案 – terugtrekking 離脱 – akkoord 協定と分ければすんなりと分かる。ちなみに長い複合語といえば独語を真っ先に思い浮かべるかもしれないが、さっと見た限り Entwurf des Austritts­abkommens が一般的のよう。