火と水

新年、色々と心配になるニュースがあり、今後中東情勢は更に緊迫したものになりそう。そして今年も異常気象が続いている。昨年、日本は台風に見舞われて甚大な被害を受けた。もはや異常が通常になりつつあるようで、これからいかに減災するかが課題となるだろうか。世界規模で対策を早急に練らなければならない。

オーストラリアで山火事が続いている。広域が焼失し死者傷者も。山火事の気象条件ともなる気温は高く風も強く、鎮火までは程遠い。人間のみならず、動物にとっても非常に厳しい状態になっていると報道されている。大気汚染も酷く、海を越えて遠く離れたニュージーランドでも影響が出ている。灰が降りてニュージーランドの氷河がオレンジ色や茶色に染まっているという新聞記事があった。

一方、地盤沈下が進み、今後水没するかもしれないと言われているジャカルタでは大洪水。2019年1月3日版の The Jakarta Post によれば、木曜日(2日)の午後の時点で少なくとも26人の死者と6万人以上の避難者が300ヶ所以上に。

気候変動は10年後20年後と中長期的に捉えるのではなく、今対応しなければならない問題になっているのではないか。しかし、長期的視野を失えば、目の前で起こる事象にだけ対応する小手先のその場凌ぎの連続に陥ってしまうだろうか。