Guardian
2021年1月26日 第11面
Britons buy 200m books as industry defies pandemic with best sales figures since 2012
Alison Flood
推定によれば2020年に英国で2億冊以上の紙の本が購買されたというニュース。最後に年間2億冊を超えたのは2012年。前年比で部数は5.2%増で売上は5.5%増。外出制限が続いて本を読む機会が増えたのかもしれない。出版業界にとっては朗報。作家にとっても良いニュースに思えるが、作家の多くは講演会などで収入を得ているので、外出制限の影響を受けているという。
Irish Independent
2021年1月26日 第2面
Brexit tariffs on flour could force 9pc jump in price of bread for shoppers
Ellie Donnelly
英国の欧州連合離脱の余波は様々な場所で顕になっている。英国以外で一番影響を受けているのはアイルランドだろう。経済的に英国とアイルランドは密接に結びついている。アイルランドの製パン会社の多くが小麦粉を英国から輸入している。そのため小麦粉に課される関税や他の非関税障壁で、今後アイルランドのパンの値段が9%上昇すると Economic and Social Research Institute という研究所が試算している。英国で製粉されても原料が英国あるいは欧州連合産であれば関税は課されないのだが、英国で製粉される小麦の多くが米国またはカナダ産。最大15%まで英国・欧州連合産以外の小麦が許容されているのだが、この数値を超えてしまうと1㌧あたり172ユーロの関税対象に。現在英国の欧州連合離脱以外の理由で小麦価格が上昇しているので、いずれにせよパンは値上がりするそうだ。