BBC (online)
www.
One police charge over 10,000 stolen sheep in England and Wales
Abby Newbery
英国は羊の国と表現したらよいだろうか、都市部を離れるとよく見かける存在。写真は2013年に Surrey Hills で撮影したもの。
上記のBBC電子版の記事によると、2018年にイングランドとウェールズの畜産農家から合計で9635頭の羊が盗まれた。昨年は羊1頭あたりの卸値が£90だったので、保険会社によると犯罪組織の標的になったという。中には一遍に100頭以上盗まれたケースも。警察も田園地帯は手薄な警備警邏になってしまうので、このような犯罪を防ぐことができず、被疑者を捕まえることもできないらしい。約1万頭の羊が盗まれたのに、警察が昨年告発 (charge) できたのは1件のみ。
犯罪組織にしてみれば、盗んだだけではどうにもならない。恐らく羊毛用ではなくて羊肉用なので、どこかで正規の食品流通経路に紛れ込ます必要があるだろう。それとも潜りで処理して販売しているのだろうか。羊肉は好きでよく食べるので、知らないうちに盗まれた羊を口にしているのかもしれない⋯⋯。