ロンドン・サンフランシスコ往復:2018年10月31日〜11月3日

ヒースロー空港・第3ターミナル待合エリア:2018年10月31日

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文中の情報は旅行当時(2018年10月31日)のものです。

保安検査を済ませると、そこは免税店だった。ヒースロー空港は時々飛行場設備のあるデパートなのではないかと疑ってしまう。搭乗口はおろか椅子がある待合エリアに辿り着くためには、免税店の中を蛇行して通らないといけない。まだ朝9時台なのに、ウィスキーの試飲を盛んに勧めていた。販売員にノルマがあるのだろうか。ウィスキーは好きだが、この時間に飲みたいとはさすがに思わなかった。いくら少量であったとしても。

とても「開放感がある」とは表現できないターミナルで、人も多かったが、座席に座れないほどではなかった。まだ搭乗ゲートが表示されるまで時間があり、そうなるとじっとしていられるような性分でもないので、ターミナル内をウロウロしはじめた。縁がない高級ブランド店を恐る恐る覗いて、値札の数字に腰を抜かしそうになった。がさつな中年男の私には全く理解しえない価値があるものがたくさん並んでいた。少なくとも桁が一つ間違っているのではないかと思ってしまう。外から店の写真を撮ろうかと一瞬考えたが、不審者だと思われるかもしれないのでやめた。

高級ブランド店の値段で驚愕した後、やや屁っ放り腰になりながら、更に彷徨っていると、軽食や飲み物を売っている Pret A Manger を発見。コーヒーとクロワッサン1個を買って、待合エリアで座る場所を探すことに。チェーン店でロンドンならそこら中にある Pret A Manger のドリップ・コーヒーは99ペンスと安い。クロワッサンは£1.49。空港だからと高くなっていないのは良いこと。カフェインを摂取したら落ち着くというのも変な話かもしれないが、まだ時間があるのでどこかに座って、一休みして、スマートフォンもできれば充電したかった。

コンセントがないか探していたら、保安検査場とその直後に通らないといけない免税店の反対側、搭乗口23〜40への通路に近い方の席に電源があった。コンセントは席と席の間に英国仕様の角型3ピンG(BF)タイプと充電用USBポートそれぞれ2口。スマートフォンを充電しながら、近くのフライト情報が掲載されている電光掲示板を数分おきに確認。