【写真】2014年3月にロンドンとサンフランシスコを往復したときの航空券。観光ではなく会議に参加するための2泊4日の旅程だった。
旅行は好きだが、長時間のフライトはあまり眠ることができず苦手。東西を横断して到着すると時差ボケがひどくて疲労が蓄積する。また飛行機は交通手段として便利で必要だが、環境には優しくない。でもいくら環境のためといっても、船で英国から米国東海岸まで大西洋を渡り、鉄道で東海岸から西海岸まで北米大陸を移動するには無理がある。
行きのロンドン出発は2014年3月23日13時35分でサンフランシスコ到着は同日17時50分。帰りのサンフランシスコ出発は3月25日20時25分でロンドン到着は翌3月26日14時5分。ロンドンに帰った後の数日がしんどかった。飛行機で眠れず、地下鉄に乗って帰宅したら夕方という時間帯。3月26日の晩は何もできず、翌27日も疲れたままだったと記憶している。通常英国と米国西海岸の時差は8時間だが、冬時間・夏時間の移行日が欧州と北米で違うので、春と秋に時差が7時間になる数週間が存在する。北米では2014年3月9日に標準時から夏時間へ移行したが、欧州が夏時間になったのは3月30日だった。
こんな状況で会議に参加しても良案が浮かぶとは思っていなかったが、コーヒーを何杯も飲んで、カフェインとアドレナリンで乗り切った。今ならリモート会議。今後新型コロナウイルス感染症が終息しても、リモートで十分じゃないかという会議が多いだろうし、そのほうが環境にも身体にも優しく、効率も良いのではないかと思う。実際に会うというのは人間関係においてもビジネスにおいても大切だが、面と向かって話し合うことが代え難いという会議はどれだけ存在するだろうか。