夏至のクリスマス・ベア

クリスマスまで2ヶ月ちょっと。10月下旬に入るともうクリスマス商戦の本戦が始まった感がある英国。ネットの広告もクリスマスを連想させるものが多くなってきた。そこで思い出したのが、2024年6月20日奇しくも英国時間だと夏至の日に撮影した写真。ロンドンのヒースロー空港第2ターミナル制限エリア内。

私にはあまり縁のない高級店が並び、老舗デパート『ハロッズ』もあった。一番目に留まりやすい店頭に、何段もクリスマス・ベアが並んでいた。この時点でクリスマスは半年以上先。1個£40。ぬいぐるみの相場は全く分からないので、高いのか安いのか判断できない。安くはないか。

売れるのだろうか?

ビジネスや経営と無関係の人間で、もし会社の経営を任されたら、すぐに潰してしまうだろう。でもそんな人間なりにも考えると不思議。売り場面積は決して大きくなく、置ける商品数は必然限られ、空港に支払うテナント料もそれなりの額になるはず。他の商品よりも原価が低く利益率が良いのだろうか。例えば缶に入った紅茶の方が嵩張らず需要がありそうなものだが⋯⋯。インパクトがあるので、人寄せパンダならぬ人寄せクマの役割を果たしていたのかもしれない。

夏至にクリスマス・ベアを買った人はいたのだろうか?