エアバス380型機搭乗記

2010年12月4日

乗り物は子供の頃から結構好きなので、新しいもの珍しいものには乗ってみたい。今、日本に一時帰国しているのだが、比較的安くて、往路エアバス380に乗ることができ、復路には羽田の国際線ターミナルを利用できる便をエール・フランスのウェブサイトで手配した。ちなみに、ロンドン発で一番安かったのは南回りで中東経由の飛行機。24時間以上かかり、金額差は100ポンドもなかったので、結局上記のパリ経由にした。

ロンドンからパリは中型機で、シャルル・ド・ゴール空港の乗り継ぎには時間にやや余裕を持たせた。パリでの保安検査を済ませたあと、成田への飛行機のエアバス380型機を見るとやはり大きい。大きさとともに、これまでの飛行機に比べると、なんとなく長い顔だなあというのが最初の感想だった。

搭乗時間となり、機内に入ると、明るくかなり開放感があったし、エコノミーでも座席がゆったりしている。離陸するときはかなり重いものが徐々に浮き上がっている感覚。そして揺れない。大きくて重いのだから、揺れないのは当たり前といえばそうなのかもしれない。それに静かだった。これだけ大きな飛行機だからエンジンも強力でうるさいだろうと思っていたのだが、予想に反していたって静か。

機内の気圧も低く設定されているせいだろうか、寒く感じているのに大汗をかいたり、常に喉が渇いたりという、通常飛行機に乗っていると起こる現象もなくて済んだ。しかし、そのためだろうか、機内食の味付けがひどく濃く感じられた。高度が高いと味覚が鈍くなるので、味付けを濃くすると聞いたことがある。もちろん、エコノミーの機内食に良い味は期待しないが、他の機種用と同じであれば、濃いのかもしれないと勝手に推測した。

全体的にボーイングの747や777型機やエアバスの330や340型機と比べるとかなり快適な旅となったので、価格にそう差がないのであれば、今後も380型機を選ぼうと思う。