スーパーへ行く(スウェーデン・ウプサラ)

2008年12月3日

新しく住み始めたり、観光する国に到着して一段落したら、その場所のスーパーと本屋に行く。ただ食い意地が張っているだけだろうが、その国の人が何を食べ、また何を読むかで、何となく国と人が分かったような気がするのだ。今いるスウェーデン・ウプサラでもスーパーを見つけては買い物に行っている。

以前書いたように、スーパーではアルコール度3.5%以上の飲料は売られていないが、3.5%あるいはそれ以下のビールやサイダーと呼ばれるいろいろな果実酒が売られている。

この写真のようなビールは大抵アルコール度が上限の3.5%だ。種類もラガービールからエールと多くあり、スウェーデンで醸造されたものが多い。

飲み物の売り場を覗くと、他国に比べ実にいろいろなジュースがあり、その多くはベリーだ。ブルーベリー、コケモモ(リンゴンベリー・クランベリー)、ブラックベリーとベリーが付くものは大抵ジュースやジャムになっている。西洋すぐり(グースベリー)味のナシのサイダーもある。酸味より甘みが強いので、好き嫌いがあるだろう。

また肉のカウンターも好きだ。北欧らしく、牛・豚・羊のほかにトナカイやヘラジカの肉もある。ヘラジカのステーキ (entrecôte) があったので買って料理する。390グラムで115クローナ、今日のレートでおよそ1300円だ。トナカイの肉はもうちょっと高い。ヘラジカの肉は、見た目ではやはり鹿肉に似ている。味も似ているが、鹿肉に比べるとそう癖が強くなく、少々柔らかいので、食べ易い。それでも「野生の味」がするので、好むによる。

一方魚は鮭や鰊の加工品が多くあり、ポテトサラダなどとよく合う。野菜や果物の多くは寒冷地ということもあり、輸入品が中心だ。しかし多種多様の食料品が売られているので、食に困るということはない。そして英国に比べても高くなく、質は良いので、文句は言えない。