カメラが自分の意志で「壊れた」のではなく、もちろん「壊した」のだ。正確に言えば、壊したのは電話よりカメラとして重宝していた携帯電話のスクリーンなので、写真は撮れるのだが、被写体がちゃんと写っているかどうかわからない、「不完全に壊した」状況。
犯人は私。これまでブログに掲載してきた写真の撮影に使用したのは、携帯電話内蔵のカメラだ。英国で携帯電話の契約を結ぶあるいは更新すると電話がタダで貰える。今年の夏に再契約した時に「カメラの性能の良い機種が欲しい」と要望を伝えたところ、携帯電話会社は Nokia N95 という最新のモデルをくれた。まだあの頃は景気がよかった。さてこの携帯電話内蔵カメラ、町の風景を撮るときにはちゃんとしたカメラに劣るが、日常生活でブログ用の写真を撮るには充分で多用していたのだが、充電しようと持ち歩いていたら、ひょんなことで落としてしまった。情けない。見事にスクリーンに亀裂が入り、4分の3以上が黒くなって何も見えない。電話として使うことはできるが、メール機能は読めないため使えない。レンズやカメラ機能自体は大丈夫なので、写真も撮ることができる。でも家に帰ってコンピューターの画面に移し映さないと、良い写真か没写真か分からない状態。今後とも使うつもりだが、変に「芸術的」な写真が多く撮れるかも、という期待はしないべきだろう⋯⋯。