西洋人の多くがファッションとして刺青をしている。そして多くの場合、かなり歪な漢字が使われる。刺青師は漢字を字としてではなく、形と見ているためか、かなり芸術的な漢字もどきが多く、ときにはギョッとすることもある。
昨日、列車に乗っていたら、乗客が乗り込んできて、隣に座って来た20代前半と思える男性の首には、きれいな漢字で『罪人』と彫られていた。さて、面相にて判断するのはいけないが、太々しさもあり、警察にお世話になったことは幾度もありそうな御仁。中国語あるいは日本語が分かるわけでもなさそうなので、英語の単語を翻訳してもらったのだろう。「俺の首に criminal (convict?) と彫ってくれ」とでも頼んだのだろうか。