インターネットで便利になったのが、本や論文の検索。どの本が誰によって引用されているかもすぐにわかり、情報が繋がり、全体像や研究の体系が把握し易くなってきている。研究誌に掲載されている論文記事の場合、PDF形式でダウンロードして印刷することもできるので、非常に便利。歳のせいだろうか、コンピューター画面で読むことに未だ慣れず、どうしても紙に印刷しないと、頭に入らない。そのため、安易に印刷してしまい、結果として部屋には紙が散乱し、使い切ったインク・カートリッジが山となっている。研究者が増え研究される分野も広がることにより、出版物・情報量が増えすぎて、あれこれ興味を持つ本や論文が多過ぎるようになり、とても全てを読む時間なぞない。積ん読本と印刷しただけで読んだ気になった記事で、何本もの木が犠牲になっただろうか。結局英語と独語の研究誌の書評を読み、お茶を濁している状況だ。時間が停まり、読んでは寝る生活ができれば、あるいは超速読ができれば⋯⋯妄想が膨らむ。
読みたい本と論文が多すぎる
2009年3月13日