ペンギン大量死

2010年7月20日

ブラジルの海岸に多くのペンギンの死骸が打ち寄せられているという。現在のところ約530羽。そして海鳥、海亀、イルカなど、他の動物も。ここ3年間続いている。2008年チリでは1500羽以上、昨年2009年もブラジルで1000羽以上のペンギンの死骸が見つかった。

気になる原因だが、今のところ不明。ペンギンは餌となるイワシを追うために泳ぐ。しかし、海流や海水温度の変化、あるいは魚の乱獲や地球温暖化などのせいで破壊された生態系の影響などが理由で、餌が足りず、弱まり餓死するという説がある。しかし、原因が究明されていないため、有効な手立てもない。もちろん、原因が判明しても、対策が取れないこともあろう。

なお、生きているペンギンが打ち寄せられて、ふらふらと歩く場合があるが、海水浴をしている人はくれぐれも「ペンギンは寒いのが好きだろう」とアイスボックスにペンギンを入れないようにと当局は呼びかけている。

De Morgen: Opnieuw honderden dode pinguïns op Braziliaanse stranden

メモ:情報源の De Morgen はベルギーのオランダ語の新聞で充実した環境面がある。