サッカー | プレミア・リーグ(2010〜11)雑感

2011年4月6日

イングランドのプレミア・リーグをここ数年牽引してきたクラブと言えばマンチェスター・ユナイテッドとチェルシー。その2チームが今日チャンピオンズ・リーグで激突。結局 Rooney 選手がゴールを決めてマンチェスター・ユナイテッドが敵地で1:0で勝利。アウェイ・ゴールを決めて有利となった。マンチェスター・ユナイテッドはまだプレミア・リーグとFA杯とチャンピオンズ・リーグの3冠の可能性があるが、チェルシーにとってはチャンピオンズ・リーグのみ優勝の可能性が残っている。

個人的にプレミア・リーグで好きなチームはアーセナルとリヴァプールであるが、チームの型としてプレミア・リーグで一番完成しているのはやはりマンチェスター・ユナイテッドだろう。怪我や故障で数選手を欠いても、守備が固く、選手層が厚くて、得点できる攻撃力と組織力がある。選手それぞれが己の役割と場所と空間を良く把握している。そしてここ一番という大事な試合で勝てる底力がある。アーセナルは一時4冠の可能性があったが、2週間のほどで、プレミア・リーグ優勝のみ可能性が残るという状態となっている。チェルシーは Torres 選手を獲得したが、まだまだバランスを欠いているように見える。攻撃的な選手を有効に使えていない。リヴァプールは再建途中の感じがするが、来季は結構期待できると思っている。

最近はマンチェスター・ユナイテッド、チェルシー、アーセナルとリヴァプールのプレミア・リーグ4強の時代だったが、マンチェスター・シティとトッテナムが加わり6強時代に突入した感がある。マンチェスター・シティは多くの選手を獲得したが、基本となるチーム作りが未だに成っていないような気がする。その点トッテナムの方が安定感がある。もっとも現在の順位は1:マンチェスター・ユナイテッド、2:アーセナル、3:マンチェスター・シティ、4:チェルシー、5:トッテナム、6:リヴァプールで、4位チェルシーと5位トッテナムには残試合が同じで5勝ち点差があるので、これから順位変動の余地があるだろうか。

このように力が伯仲しているチームが増えるのは観る方としては楽しみだ。