ウェブサイトやブログを運営していると、恐らく誰だって来訪者の数が気になるだろう。来てくれる、見てくれる、読んでくれる人の存在は、書き手の励みともなる。そして、もし広告収入をあてにしていたり、アフィリエイトで何らかのモノかサービスを売っていたりしているのであれば、よほど単価が高い場合を除けば、閲覧者の数は非常に重要となってくる。つまり数での勝負。広告収入であれば、閲覧ページ数が多ければ多いほど良いし、アフィリエイトだと、購買意欲のある来訪者が来なければならないが、それでも閲覧ページ数はあった方が良い。
閲覧ページ数を増やす、小手先のウェブサイトやブログ運営手段もいろいろあるだろうが、中長期的にはどれだけそのサイトないしブログの信用されるかが肝要となってくるだろう。そんな偉そうなことを言えるようなこのサイトではないし、もともと売れるというか読まれる内容の記事かどうか、あるいはどのようにすれば来訪者をソーシャル・メディアでの拡散や検索エンジン最適化などで得られるか、いつサイトに記事をアップロードすれば一番読まれるか、そのようなことはあまり考えていない。そのため、ある意味、サイト運営者としては失格かもしれない。
このサイトには好き勝手にものを書いたり撮影した写真を掲載しているのだが、それでも中には継続して新しい来訪者のあるページがある。ニュースなど言わば鮮度に問題のある記事ではなく、比較的変化の少ない情報に関するページに安定感がある。もしそのようなページが百や千あれば良いのだが、そうともいかず、来訪者ゼロのページの方が圧倒的に多い。
毎日継続して必ず1人の来訪者があるページ、10人の来訪者のあるページ、100人の来訪者のあるページ、1000人の来訪者のあるページ、そして10000人の来訪者のあるページを作成するための労力には、どのような差があるのだろうか。来訪者の多い分野では、もちろん競争も激しい。そして特定のことについて書けば、必ず当たるというわけでもないだろう。しかし、考えてみれば、毎日1人でも1年で閏年でなければ365人だが、毎日1000人であれば36万5千人、そして毎日10000人であれば365万人。「売れる」法則があれば良いのだが。
一方、運がよくて、とあるページが爆発的な人気を博した場合、数日という短命期間であったとしても、数百万人の来訪者があることも。ただ狙えばできるというわけでもなく、競争も激しいので、そう簡単にできたり仕掛けたりすることはないだろう。狙おうと思えば炎上させることもあるだろうが、意図的に炎上させるというのは、結構きわどい芸当だし、長く続けるにはそれなりの精神力も必要だろうし、成功する保証があるわけでもない。
これまで数度、このサイト内の特定のページへの訪問者数が劇的に増えたときがあった。おおよそ2種類に分けることができる。一つは検索数の多い単語やフレーズで Google と Yahoo! で検索結果1位になったとき。もう一方は特にフォロワー数が多いソーシャル・メディアに取り上げられたとき。検索結果順位で上位を保持することができて、継続して検索されることが多ければ、それこそ最高のシナリオだが、スポーツ関連だったため、数日で検索数が激減した。一方ソーシャル・メディアでの流入も、原則とて一時的であるが、拡散されて言わばいくつかの波になった。できれば、検索結果上位あるいはソーシャル・メディアで取り上げられたことが、二次的三次的に被リンク数の増加などに結びつき、長期的にサイト全体のトラフィック流入と検索結果の向上に繋がれば良いのだが、そうとも必ずしもならない。
一番良い組み合わせは、継続的に来訪者が見込めるページと、短期でも多くの閲覧者が流入してくるページ。そうなれば、相乗効果が生まれることもあるはず。そのようなサイトになれれば良いのだが、容易くはない。さて、このページの閲覧数はどのような数字となるだろうか。