仮想空間上で農場を経営するゲームが Facebook などの SNS で人気を博しているそうだ。もう次から次に登場する新しいものについていけず、せいぜいブログ記事を書く程度。
競争心だろうか、現実世界のお金を仮想通貨に替え、仮想農園の向上のために、仮想トラクターを買う人が多いらしい。そして、似たようなゲームで、直接取引をするのではなく、間接的に携帯電話のメッセージ送信料金や、顧客データを第三者に渡すことで、儲けている会社も存在するという。
確かにコンピューター・ゲームと似たところはあるが、1回限りではなく、継続的そしてのめり込むようにどんどん仮想通貨を買う人が増える状況は、現実と仮想の世界が交わりつつあることを象徴しているようにも思える。
そして仮想通貨は所詮仮想通貨、ゲームを楽しむ人にしてみれば価値あるものだろうが、現実世界での買い物には使えない。形なく手にできないものにも価値はあるが、このような場合、置き場所には困るが、仮想トラクターより現実世界のトラクターの方が価値があると思うのはおかしい発想だろうか。