2011年 | 中東・北アフリカ激動の年?

2011年1月26日

先のチュニジアに続き、現在エジプトでは大規模デモが起こっている。アルジェリアでも集会が開かれているという報道を目にした。一方レバノンではヒズボラが主導権を握ろうとしていて、レバノンの数都市でデモが起こっている。またパレスチナとイスラエルの間の中東和平交渉の外交文書などがアル・ジャジーラにリークされ、パレスチナ側が公では認めていなかったほどの譲歩する用意があったことが明らかになり、不満が高まっている。南部スーダンはおそらく独立するだろうし、無政府状態の続く中、政治的に安定しているソマリランド、そして隣のプントランドのソマリアからの独立が国際的に承認されるかもしれない。

この時期に抗議集会が集中している理由は様々あり、例えば人口増加や高い失業率や食糧価格の高騰など共通する面もあれば、それぞれの国や地域が抱える人種や宗教や政治体制の問題が複雑が絡み合っている。一カ所で起こったことが他の所で起きるとは限らないが、今年2011年は何か大きな事が起きるだろうか。