電話繋がらず⋯⋯? ベルギーのお役所事情

2009年12月26日

お役所というのはどの国でもお固い。いろいろ煩雑な規則があり、ときには役所と役所の連絡が繋がらないこともある。ベルギーの蘭語圏と仏語圏の役所の場合、更に意思疎通が図れずにいる。

最近ベルギーのデンデル(Dender / Dendre)川が亜鉛に汚染されて、上流に位置する仏語圏ワロン地域から蘭語圏フランデレン地域に入るはずの連絡がなかった。ワロン地域側は、蘭語圏にファクスを送ろうとしたが、受信する蘭語圏で発生していた「停電」で伝わらなかったと説明している。

しかし蘭語圏側によると、問題は仏語圏側にあったという。仏語圏の役所からは0900で始まる、日本で言うダイヤルQの電話番号と通話できないようになっている。蘭語圏河川情報局がある東フランデレン州エフェルヘム(Evergem)の局番が09であったため、電話が繋がらず、川の汚染情報が伝わらなかったとしている。

仏語圏側は蘭語圏の説明は作り話だと主張。さて真実は⋯⋯?