肥満児の増加が社会的な健康問題となっている英国。肥満対策の研究の一環として、どれだけ児童が一日歩いているかを測定するために、歩数計が約200人に配られた。歩数計の測定値は衛星経由で研究室に届けられるというシステム。実験開始から1週間経て、活発に行動しているのに、肥満に全く改善が見られない例があり、研究者は頭を抱えていた。どうして、これだけ動いているのに、体重に変化がないのか。調査すると、子供は与えられた歩数計をペットの犬の首輪につけていたという。もちろん測定されたのは犬がどれだけ走ったか。子供の方が一枚上手だった。
散歩する歩数計
2009年7月10日