地域の広報紙のような新聞が時折ポストに入ってくる。今回の1面記事とは Biba という犬の話で、どうやら以前にも紙面を飾ったらしい。この犬はレストラン経営者が飼っていて、店の前に大人しく座っているのが日課のよう。地区の老若男女の誰もが知っていて、愛されている存在。近づくとごろんと寝転がり、腹を掻いて欲しいとねだるらしい。もちろんちゃんと予防接種も受けている。しかし犬を監督下に置く警察が巡回中に Biba を発見したところ、首輪もなくリードもないので、野良犬とみなした。公共の場にあって他人に危害を加える可能性ありとして、観察していたところ、家の中に入ったので、レストラン経営者に口頭で注意。そして以前にも同様なことがあったという。物騒な事件や窃盗などが多いのに、こんなことに時間をかけているブリュッセルの行政とは⋯⋯。
ブリュッセルの再犯犬
2010年3月24日