英国では、毎年秋になると、落ち葉でレールが滑りやすくなるため、電車が遅れる。通常よりも寒い冬だと電車が遅れる。そして暑い夏だと電車が遅れる。先週は寒く雨が降る日が続いたが、ここ数日はかなり暑くなっている。しかし、暑い暑いと言っても、最高気温は30度ほどで湿度もそう高いわけではない。でも、地下鉄の車両や一般家庭のほとんどには冷房がない多くの英国人にしてみれば「酷暑」ということ。
オリンピックの主要会場があるオリンピック・パーク最寄りのストラットフォード駅に停車する路線を運行するグレーター・アングリアという鉄道会社は、気温があまりにも高いため、ストラットフォード駅を通過したり、電車の一部を運休したりするという。どうやら架線の電流に問題が出るようだ。
ロンドン都心から電車や地下鉄でオリンピック・パークに移動する人が多いだろうから、このまま天気が良すぎると、冷房がなく熱が篭る地下鉄は蒸し暑くなり、電車は運休となってしまい、大問題となりかねない。しかし、予報によれば、この好天気もあと数日で終わり、気温は25度前後で晴れ時々雨という天気が開会式のある金曜日から続くそうだ。でも天気はきまぐれだから、どうなるだろうか。
Guardian: ‘Too hot’ for trains to Olympic stadium