政治ブログの影響力

2009年8月11日

総選挙が近づくにつれて、政治ブログの論調も過激になって、ブロガーと読者の血圧も上昇中のようだが、政治ブログには総選挙を左右するほどの影響力はないと思っている。

まずは読者数の問題。いくら読まれているブログであっても、新聞の部数には敵わないし、テレビの視聴者数とは比べ物にならないだろう。それよりも重大なのが、内容。大抵は一方的で、陰謀説に満ち、ともかく相手を貶しレッテルを貼り断罪することが多い。まだ投票先を決めていない有権者に訴えるよりも、既に明らかな政治信条を共有する人を読者としている。同じ意見を持つならば痛快だろうが、異なる見解だと読み物としては面白いかもしれないがかなり極端。そのため説得力に欠けるところがある。